「熱中症ゼロへ」イベントレポート(2025年 その2)「熱中症ゼロへ」イベントレポート(2025年 その2)

東京都連携 暑さ対策スタート講座運営と気象予報士派遣

東京都連携 暑さ対策スタート講座運営と気象予報士派遣

「熱中症ゼロへ」プロジェクトを推進する一般財団法人 日本気象協会は、熱中症の予防・対策に関する啓発強化のため、2024年5月に東京都と『TOKYO「熱中症ゼロへ」アクション事業』に関する協定を締結し、東京都内での熱中症対策の情報発信やデータ分析などを実施しています。活動の一環として、昨年に引き続き東京都内で23回にわたり熱中症対策講座への講師派遣を行うとともに、今年度は新たに東京都主催の「暑さ対策スタート講座」の運営も実施しました。

暑さ対策スタート講座

「暑さ対策スタート講座」は、高齢者の方々に熱中症対策と暑熱順化の重要性を理解していただき、実践的な対策を身につけてもらうことを目的に開講されました。熱中症のリスクを減らし、夏を健康に過ごしていただくことを目指し、2025年4月〜5月に8箇所で合計10回の講演を行いました。

講座は、前半に日本気象協会の気象予報士から夏の暑さと熱中症の予防対策方法についてお伝えし、後半には体操指導者(ごぼう先生)による暑熱順化に役立つ体操を参加された皆さまと一緒にその場で実践しました。全体で約2時間のプログラムとなりましたが、開催回によっては100名近くご来場いただき、夏の暑さに備え、暑熱順化を意識する機会となりました。

買い物途中の方も聞いてくださいました。

クイズも交えて理解度をチェック!

ごぼう先生による暑熱順化体操を実践!

熱中症について熱心に学びました。

自治体主催による熱中症対策講座・講師派遣

2025年度も引き続き、東京都内の区市町村が開催する熱中症対策イベント・セミナー等に講師を派遣しました。東京都主催と同じく日本気象協会の気象予報士が講師を務め、熱中症の予防と対策、応急処置等について30分〜1時間程度の講座を行いました。

今年は2025年5月〜8月初旬に計23回実施し、特に地域包括支援センターを中心に、高齢者を対象としたセミナーが多く開催されました。地域住民の皆さまと交流を図りながら、熱中症リスクの高い高齢者や、また地域を支える自治体、団体職員の方々などへの意識向上に繋げることができました。

5月28日(水)豊島区

6月8日(日)東久留米市

7月2日(水)羽村市

7月23日(水)大田区

「熱中症ゼロへ」プロジェクトは、東京都と日本気象協会の『TOKYO「熱中症ゼロへ」アクション事業』に関する協定に基づき、今後も熱中症リスクの高い方々へ早めの熱中症対策を呼び掛けてまいります。また、熱中症予防の正しい知識と対策を広めることで、身近な人が自然に声を掛け合い、安心して夏を過ごせる地域づくりへと繋げていきます。

そのほかのイベント