熱中症について学ぼう:こんな人は特に注意!
熱中症は「気づく」ことで防げます。「私は大丈夫」ではなく、「みんなで気をつける」ことで熱中症をゼロにしましょう。
-
子ども
特に体温調節機能が十分に発達していない乳幼児は、大人よりも熱中症にかかりやすいといわれていますので、より一層の熱中症予防・対策をおこなう必要があります。
-
高齢者
高齢者の方は温度に対する感覚が弱くなるため、室内でも熱中症にかかりやすいといわれています。 ご本人および周囲の方は、熱中症の予防・対策をおこない、暑い時期を乗り切りましょう。
-
屋外で働く人
屋外で長時間にわたり作業するような職業に従事している方は、夏場は常に熱中症の危険にさらされています。
-
キッチンで火を使う人
室内でも高温多湿の環境では、熱中症にかかりやすくなります。キッチンで火を使って調理をすると、熱とともに蒸気による湿気が発生して高温多湿の環境が生まれるため、注意が必要です。
-
スポーツをする人
スポーツ時には体(筋肉)が熱を発するため、熱中症の危険がより高まります。 気温や湿度が高い中で運動する際には、運動の仕方や水分補給などに注意が必要です。いつも以上に熱中症予防・対策を心がけましょう。
-
スポーツを観戦する人
気温や湿度が高い時期のスポーツ観戦時に気をつけたいのは熱中症です。
屋外の観戦だけでなく屋内の観戦でも熱中症になることがありますので、油断は禁物です。 -
犬や猫を飼っている人
ペットの熱中症は、高温多湿な環境に長時間晒されることで体温が上昇し、高体温及び脱水によって起こる病気です。また、体温を発散する 機能が低下している場合や、過度な運動によっても起こりうる全身に症状が現れる病気です。猫にも稀に見られますが圧倒的に犬に多く見られます。
-
室内で過ごす人
熱中症というと、日ざしのある屋外で発生するイメージを持たれる方が多いかもしれませんが、室内にいても、条件によっては熱中症になることがあります。
室内でも熱中症の対策をしましょう。 -
車に乗る人
外気温が高い日はもちろん、外気温がそれほど高くない日でも、直射日光の当たる場所に駐車すると、車内温度が上昇する場合があります。
日本自動車連盟の実験結果を元に、車内環境と対策アクションを確認しましょう。 -
家族やペットを車に乗せる人
短時間であっても、子どもやペットを車内に残して車から離れないようにしましょう。体が小さく熱の影響を受けやすい子どもや、体温調節機能の低下している高齢者も特に注意が必要です。
カテゴリから他の記事を探す
熱中症について学ぼう
【監修】
帝京大学医学部教授
帝京大学医学部付属病院高度救命救急センター長
日本救急医学会評議員・専門医・指導医
熱中症に関する委員会委員 三宅康史 先生