熱中症、こんな人は特に注意!
屋外で働く人
屋外で長時間にわたり作業するような職業に従事している方は、夏場は常に熱中症の危険にさらされています。下記のような時は、特に注意して熱中症の予防・対策をおこなってください。
- 作業上の都合で通気性の悪い衣服や保護具を着用する場合
- 高温多湿、直射日光、無風などの条件下で作業を開始した初日~数日間
- 体が暑さに慣れていない時期(夏の初め頃や梅雨の合間など)に急に暑くなった日 休み中に体が涼しさに慣れてしまったお盆明けなどは、特に注意が必要です。
特に注意すべき業種
建設業、製造業、運送業、警備業、商業、清掃・と畜業など
(厚生労働省の調査のうち、上位6業種を抜粋)
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対策
- 暑さ指数(WBGT値)が計れる測定器を用いて、基準値を超えていないかチェックしよう
- 直射日光をさえぎろう(帽子をかぶる、可能であれば作業場所に屋根や日除けをつけるなど)
- 扇風機などで風を通したり、打ち水をしたりしよう(風通しが悪い高温多湿の場所では、打ち水後の湿度上昇に注意!)
- 休憩所を設け、こまめに休憩を取ろう
- 身体を適度に冷やせるグッズや設備を利用しよう(氷、冷たいおしぼり、水風呂、シャワーなど)
- 水分・塩分を定期的に補給しよう(自覚していなくても、脱水症状に陥っている場合があります)
- 吸湿性や通気性がよい素材の服を選ぼう
- できるだけ1人で作業しないようにしよう(周囲の人が変化に気付くことができる環境づくりも、予防の1つです)
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熱中症について学ぼう
【監修】
帝京大学医学部教授
帝京大学医学部付属病院高度救命救急センター長
日本救急医学会評議員・専門医・指導医
熱中症に関する委員会委員 三宅康史 先生