熱ゼロ研究レポート:熱中症について500人に調査!熱ゼロ研究レポート:熱中症について500人に調査!

レポート No.3 熱中症に対する意識調査 2015

「熱中症ゼロへ」プロジェクトチーム
熱中症に対する意識調査 2015

近年、日本の夏は年々暑くなり続け、2015年はついに都心で初めて8日連続で猛暑日を記録するなど(2015年8月17日現在)、最高気温が35度以上の猛暑になることも珍しくなくなりました。「東南アジアよりも暑い」と報道されるようにもなり、それに伴って「熱中症」にかかる人も増えてきています。 以前にもまして身近な病気となった「熱中症」に対して、皆さんはどのような意識を抱いているでしょうか?今回の熱ゼロ研究レポートでは、全国の20代~30代の方500名を対象に「熱中症」に関する調査を実施しました。

調査サマリー

  • ■北の地域に住んでいる人ほど、運動中の「熱中症経験者」の割合が多く、温暖な地域に住んでいる人の3倍にものぼる
  • ■熱中症対策として「塩分摂取」を実施している人はたったの30%程度、熱中症経験者が少ない地域では「日差しをよける」意識が高いことが判明
  • ■飲酒をしない人と比べて、飲酒の頻度が高い(週に3日以上)人では、「ビールが、熱中症の予防に少しでも効果があると思っている人」が約2倍
【調査概要】
  • ■調査方法: インターネット調査
  • ■調査実施期間: 2015年7月17日(金)~ 7月19日(日)
  • ■対象者:20代~30代の男女 500名
  • ■地域:日本全国47都道府県

調査結果(1)

北の地域に住んでいる人ほど、運動中の「熱中症経験者」の割合が多く、温暖な地域に住んでいる人の3倍にものぼる!

*全国500人の20~30代男女に質問 Q:あなたは運動中に熱中症にかかったことはありますか? (屋内外問わず)

あなたは運動中に熱中症にかかったことはありますか?

  • ■九州沖縄地方・中国四国地方では、運動中での熱中症経験者が5~6%だったのに対し、北海道東北地方ではその割合が10%増え、15%にまで上昇している。

熱ゼロ博士のワンポイントアドバイス

熱ゼロ博士のワンポイントアドバイス

北海道・東北は暑さに慣れていない方が多いことも要因でしょう。 特に北海道は夏でも涼しいイメージがありますが、猛暑日もあるので注意が必要です。

調査結果(2)

熱中症対策として「塩分摂取」を実施している人はたったの30%程度!

Q:あなたはどのような熱中症予防・対策をおこなっていますか? *全国500人の20~30代男女に質問 *回答内訳(複数回答可)

あなたはどのような熱中症予防・対策をおこなっていますか?

  • ■熱中症経験者割合の高い地域では、低い地域と比べて「日差しをよける」ことへの意識が10%も低いことが分かる。
  • ■「塩分を意識的に摂取」は、選択肢の中では2番目にランクインしているが、実施している人の割合としては、30%程度とまだまだ「塩分摂取」の重要性に関しては、浸透しきっていないということは分かる。

熱ゼロ博士のワンポイントアドバイス

熱ゼロ博士のワンポイントアドバイス

熱中症は「気温」だけではなく、「湿度」や「その人の体調」にも関係してくるものの、やはり直射日光は浴びすぎないことが大切ですね。帽子や日傘を上手く活用して予防しましょう。

調査結果(3)

飲酒をしない人と比べて、飲酒の頻度が高い(週に3日以上)人では、「ビールが、熱中症の予防に少しでも効果があると思っている人」が約2倍!

調査結果3グラフ

調査結果3リスト

  • ■アルコール飲料を飲む人ほど、ビールを飲むことが熱中症予防に少しでも効果があると回答している。

熱ゼロ博士のワンポイントアドバイス

熱ゼロ博士のワンポイントアドバイス

熱中症対策には水分摂取が良いとされていますが、利尿作用のあるアルコールを大量に摂取することは体内の水分を排出しやすくしてしまうため逆効果です。 アルコール類を飲酒する際はミネラルウォーターなどの水分を一緒に摂取するよう心がけましょう。