「熱中症ゼロへ」プロジェクトでは、2020年9月に東京都・大阪府・福岡県・愛知県・宮城県の20歳以上の男女1,327人に、熱中症に関する意識についてのアンケート調査を実施しました。
この調査は「熱中症ゼロへ」プロジェクトが毎年行っているもので、今年で8回目となります。

熱中症に関することがらについて知っているものを聞いたところ、「熱中症は屋外だけでなく、日光の差し込まない屋内でも十分に起こる可能性がある」ということは回答者の約80％が知っているという結果になりました。総務省消防庁によると、2020年6月から9月の全国における熱中症による救急搬送人員の発生場所別割合は、住居（敷地内全ての場所を含む）が最も多く43.4％でした。室内でも熱中症に注意することが大切です。
その一方で、「屋内にいる犬や猫などのペットも熱中症になることがある」ということについて知っているのは、回答者の約44％と半数以下となっていました。

また、どのようなときに熱中症に気をつけているか聞いたところ、「屋内で作業をするとき（昨年より4.2ポイント増）」・「寝ているとき（昨年より5.7ポイント増）」・「エアコンや扇風機を使用しながら室内にいるとき（昨年より1.5ポイント増）」など2020年は室内での熱中症に対する関心が増加しました。

「熱中症ゼロへ」プロジェクトでは、犬や猫を飼っている方向けにペットの熱中症に関する情報（こんな人は特に注意！「犬や猫を飼っている人」）や愛犬の熱中症に関する調査（飼い主に聞いた「愛犬の熱中症」に関する調査）、室内での熱中症に関する情報（こんな人は特に注意！「室内で過ごす人 」）を公開しています。
熱中症の症状のほか、熱中症の予防対策や応急処置のポイントについて掲載しているので、是非ご活用ください。