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2020.08.06熱中症ゼロへ協力自治体・協力団体

ペットも熱中症に注意!愛犬の4分の1が経験あり ~持ち歩ける「イヌ・ネコの熱中症予防対策マニュアル」を今年も配布~

「熱中症ゼロへ」プロジェクトは、ペット(イヌ・ネコ)の熱中症における症状・対策・応急処置について紹介します。

プロジェクトでは、2019年7月に全国のイヌの飼い主325名を対象に、「愛犬の熱中症に関する調査」(※)を行いました。調査では、「愛犬の4分の1が熱中症経験あり」(動物病院で診断された/症状がでた/そのどちらも経験の合計)、「飼い主の5人に1人は、愛犬が熱中症にかかった場合の応急処置方法を知らない」などの結果がみられました。これらの結果をふまえて、プロジェクトでは2020年の夏も引き続きペットの熱中症対策の啓発を行っていきます。

※熱ゼロ研究レポート 飼い主に聞いた「愛犬の熱中症」に関する調査(https://www.netsuzero.jp/netsu-lab/lab08
※以下、「熱中症ゼロへ」の調査とは、上記の「愛犬の熱中症」に関する調査を指します。

1.症状 ~ペット(イヌ・ネコ)編~

①初期症状
初期症状が見られるときは、可能な状況であればなるべく体温測定をしてください。体温測定は深部体温の測定が大切ですので直腸(肛門)で測定すると良いでしょう。40℃を超える場合には熱中症の疑いが濃厚です。

②重篤化した場合
症状が重篤化している場合は、直ちに動物病院に連れていく必要があります。また上記の症状に付随してDIC(播種性血管内凝固症候群)を発生することも多く、この場合高い確率で死に至ります。

「熱中症ゼロへ」の調査では、全体の24.3%が「飼い犬が熱中症にかかったことがある」と回答しました。愛犬が熱中症にかかることは、決して珍しくありません。

2.予防と対策 ~ペット(イヌ・ネコ)編~

①屋内
・風通しを良くしておく。
・ペットが自由に居場所を選択できるようにしておく。
・暑い時期の室内温度は26℃以下にする。
・直接日光が当たらないようにする。

※冷房機器を使用する際は、直接冷風が当たらないようにも気をつける。

②屋外
・こまめな給水を心がける。
・時には体表に水道水をかけ流す。
・風を送り気化熱を利用して、簡易的な体幹冷却法を取り入れる。
・直接日光が当たらないようにする。

※体幹冷却法…頚部(喉から首にかけて)から体幹(胸そして内腿を含めたお腹全域)に水道水をかけたり、水分を多く含んだタオルをかけて団扇であおぐなど。

③車内
・外気温が25℃を超えるような環境下では閉め切った車の中に残すことは避ける。
・活動的な犬や興奮しやすい犬の場合には、さらに低い気温の場合でも熱中症のリスクに注意する。

「熱中症ゼロへ」の調査では、日中のお散歩(44.3%)に次いで、室内で過ごしている時(29.1%)に熱中症にかかったという回答がみられました。屋内外を問わず対策が必要です。

3.応急処置 ~ペット(イヌ・ネコ)編~

①すぐにやること
熱中症に対する治療の遅延は死に至る危険性が高まるため、熱中症が疑われたら早急に治療をすることが大切です(症状の出現から90分以内)。上記の応急処置を施し、直ちに動物病院を受診してください。

②冷やす場所
・脇の下(前足の付け根の内側)
・頭部喉側から首(頸動脈)
・そけい部(後ろ足の付け根の内側)

熱中症は重症化すると死に至る致死率の高い病気ですが、応急処置の際に、早く体温を下げようとして冷水や氷、アイスバッグを用いて急激に冷却すると、抹消血管が収縮し、温度の高い血液が各臓器に循環します。そうなると熱が発散しにくくなり、深部体温が下がらずに高体温による各臓器への障害が促進されて逆効果となるため、注意が必要です。

「熱中症ゼロへ」の調査では、ペットの熱中症について「具体的な応急処置については知らなかった」と回答した人が20%もいることから、ペットの熱中症対策について今後も啓発していきます。

▼ ペット(イヌ・ネコ)の症状・対策・応急処置はこちら
https://www.netsuzero.jp/learning/le09

 

プロジェクトでは2019年に引き続き、2020年も、飼い主に向けた愛犬や愛猫の熱中症予防・啓発活動として、公益財団法人 日本動物愛護協会の協力のもと、「イヌ・ネコの熱中症予防対策マニュアル」を作成しました。携帯しやすいポケットサイズ(8ページ、折り畳み時の大きさ:約縦14.8cm×横10.5cm、展開時の大きさ:約縦14.8cm×横41.7cm)で、いつでもどこでも必要な時にすぐ活用できます。

本マニュアルは2020年7月9日(木)から公益社団法人 日本獣医師会の加盟病院での配布を行っています。

オフィシャルパートナー
「熱中症ゼロへ」とは
熱中症にかかる方を減らし、亡くなってしまう方をゼロにすることを目指して、一般財団法人 日本気象協会が推進するプロジェクトです。
熱中症は、正しく対策をおこなうことで防げます。私達は、熱中症の発生に大きな影響を与える気象情報の発信を核により積極的に熱中症対策を呼びかけていきます。
一般財団法人 日本気象協会について
1950年に誕生した日本気象協会は、天気予報に代表される気象予測事業に加え、再生可能エネルギー、環境アセスメント、大気解析事業、防災・減災・安全管理に関する事業など、気象に関するコンサルティング事業を通じ、公共に資する企業活動を展開しています。