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2020.08.04熱中症ゼロへ協力自治体・協力団体

少しの外出も油断しない!日ざしに気をつけたい5つのシーン

屋外へ出るときは、帽子や日傘を使って直射日光を防ぎ、日かげを選んで歩くなど暑さや熱中症の危険から身を守る工夫が大切です。自分のライフスタイルや生活シーンを振り返り、屋外で過ごすときの日ざしに気をつけたいポイントを確認しましょう。今回は「熱中症ゼロへ」協力団体である日本洋傘振興協議会(JUPA)監修のもと、日傘を使った対策のポイントも紹介します。

日ざしに気をつけたいポイント 】

①短時間の徒歩での外出・自転車での外出(買い物・子どもの送り迎え)
・近所へ買い物に行くときや、歩きや自転車で子どもの送り迎えをするときなど短時間の外出も、油断をせずに暑さ対策をしましょう。
・ 自転車に乗っているときなど両手が塞がってしまう場合は、帽子等を使って日ざしをよけましょう。

②通勤・通学中
・バス停でバスを待っているときや徒歩での移動中も日ざしに気をつけましょう。
・ 登校・下校時間帯の通学路の様子を確認し、なるべく日かげになる場所を通りながら安全に通学しましょう。

③洗濯物を干すとき
・ ベランダや庭に出て洗濯物を干すときは帽子などをかぶって行うようにしましょう。
・ 洗濯物の仕分けやハンガーかけ等は空調の効いた室内で済ませ、炎天下で作業する時間がなるべく短くなるように工夫してみましょう。

④仕事で外出するとき、仕事の合間にランチに出かけるとき(店外で待つときなど)
・ 日中仕事で外出するとき、仕事の合間に外にランチに出るときには、日傘を携帯するようにしましょう。
・ 昼前後の外出は日かげとなるところが少ない可能性もあるため、注意が必要です。
・ 特に慣れない行先では、普段以上に外を歩く時間が長くなることや、約束の時間まで外で待つことも考えられます。いつでも日傘や、なければタオル等を持ち歩き日ざしから身を守るための工夫に努めましょう。

■日傘を使うときのポイント(JUPAより)
・ 環境省が発表した「歩行時熱ストレスの削減率」※には、ジャケット未着用のクールビズで11%。クールビズと日傘利用で20%も熱ストレスが削減されるとあります。日傘を持ち歩くことは「自分の木陰を持ち歩くこと」と同じ。男女問わずに有効な暑熱対策です。

※環境省 報道発表資料「ヒートアイランド現象に対する適応策の効果の試算結果について」より「歩行時熱ストレスの削減率」
http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=14039

⑤車を降りてからお店に入る間
・ショッピングモールなど、屋外駐車場からお店や施設に入るまでに距離がある場合もあります。少しの距離でも油断せずに日傘などを使って日ざしを遮りましょう。

■日傘を使うときのポイント(JUPAより)
・小さなお子様やご高齢の親と同伴するときなどは、少し大きめの日傘に一緒に入るなどして、自分と合わせて、大切な人の健康を守るサポートも忘れずに。

 

▼ 熱中症の予防・対策はこちら
https://www.netsuzero.jp/learning/le02

普段は意識しにくいですが、屋外にまつわる様々な生活シーンで直射日光を浴びる可能性があります。帽子や日傘、またはタオルなどを使って日ざしをよけるようにしましょう。また一緒にこまめな水分補給や適度な塩分補給も行い、涼しい環境で過ごすことも重要です。ネッククーラーをつけるなど、冷却グッズも上手に利用して体を冷やすように意識してください。自分のいる環境の熱中症危険度を常に気にする習慣をつけ、暑さ対策を行いましょう。

▼ 熱中症セルフチェックはこちら
https://www.netsuzero.jp/selfcheck

 

監修者:日本洋傘振興協議会(JUPA) 事務局 田中正浩

*日本洋傘振興協議会とは
Japan Umbrella Promotion Associationの 頭文字を取ったJUPA=日本洋傘振興協議会は、全国の洋傘製造業者有志により、1963年3月に設立された歴史ある団体です。会員企業は、洋傘の品質向上と安全性の確立に努めるとともに、ファッショントレンドの研究や機能性の向上を追求し、より付加価値の高い製品の開発に努めています。