みんなの力で熱中症をゼロにしよう

熱中症について考えよう!BIG対談(第7回)

これぞプロ意識! 現場で働く男たちの体調管理術

  • 越部勝良

    ヤマト運輸株式会社
    セールスドライバー
    越部勝良さま

  • 渡辺義隆

    株式会社起工業
    鳶職人
    渡辺義隆さま

(2015年 実施)

クロネコヤマトでおなじみのヤマト運輸セールスドライバーさんと、工事現場で高所作業を担う、起工業の鳶職人さんのお二人にお越しいただき、暑さに負けずに働く肉体派イケメン男子に熱中症対策や体調管理の秘訣をお聞きしました。

セールスドライバーと鳶職人の仕事とは

「熱中症ゼロヘ」プロジェクト:
まずはお二人の仕事内容について教えていただけますか?

越部:
ヤマト運輸のセールスドライバーは、荷物をお預かりし、お客様の所へお届けするのが主な業務です。地域特性もありますが、セールスドライバーは屋外で集荷・配達をすることがほとんどです。車での移動が中心ですが、都心部では、安全や環境への配慮から車を使わず人間が台車で配達する場合もあります。

渡辺:
鳶職は、建築現場で作業をするための足場を組んだり、鉄骨を組み立てたりします。屋外・高所での作業がほとんどで、既定の高さより高くなると、クレーンなど重機等の作業になります。安全帯という命綱をつけて作業をしますが、慣れている職人でも、高所での作業は怖いときもあります(苦笑)。

「熱中症ゼロヘ」プロジェクト:
どちらも屋外での作業ということで、夏は暑さと戦いながらお仕事をされているかと思いますが、休憩中はどのようにして涼んでいるのでしょうか?

越部:
セールスドライバーだと一日の仕事の大半は屋外になります。ヤマト運輸は営業所が各地にあるので、そこに戻り涼むようにしています。

渡辺:
鳶職人だと、一日7?8時間くらい屋外で作業をしますが、涼むときは休憩所に戻って休みます。高所なので、休憩所までは仮設のエレベーターがありそれで降りることもあります。休憩所にすぐに戻れない場合もあるので、大きい水筒にスポーツドリンクを入れて作業場に持参しますね。あとは、濡らしてヘルメットにつける冷却グッズを会社より支給してもらって使っています。

肉体派の熱中症対策

「熱中症ゼロヘ」プロジェクト:
夏場、熱中症対策のために気を付けていることはありますか?

渡辺:
夏場は「休憩なし」は禁止。作業中でもちゃんと休むようにしています。冷却グッズは5月下旬頃から使い始めますが、冷却グッズを身に着けていないと現場に入れないという場合もあります。また、他の会社で、空調服(作業着に小型扇風機)を着ている人を見たことがありますね。

越部:
会社から熱中症に気を付けるよう社内報などで案内が出ています。また、セールスドライバーの制服には帽子がありますが、着用することで直射日光を避けることができます。作業着も半袖、長袖で素材が違うので、個人が好みに合わせて選んでいます。

渡辺:
うらやましい、僕は現場の規則で一年中長袖です。ヘルメットも蒸れるので、冷却グッズでしのいでいます。あとは、現場で用意してくれる梅干しや、塩、塩飴がありますね。

越部:
ヤマト運輸でも、私が働いている地域では塩飴が会社から支給されています。あとはこまめに水分補給をするように会社から言われています。ムシムシして暑いな、のどが渇いたなと感じたら、荷物を取りに戻ったタイミングで一口水分補給します。一気に飲みすぎると汗がたくさん出てしまうので、こまめに補給しますね。

新人さんへの気遣いも忘れない

「熱中症ゼロヘ」プロジェクト:
職場において、仕事に慣れていない新人さんは熱中症にかかりやすいというケースがありますが、実際にはいかがでしょうか?

越部:
セールスドライバーは営業所毎にチームで動いているので、新人さんが疲れていないか、熱中症の前兆がないか、チーム内で声をかけあって気をつけるようにしています。


渡辺:
「新人は一見大丈夫そうに見えても、熱中症に罹っている場合もあるから特に注意して見てあげるように」と会社からも言われていますので、つらいと言い出しやすい環境にしています。あとは、携帯型熱中症計を会社から支給されています。現場では厳重警戒や危険マークが点灯しています。

「熱中症ゼロヘ」プロジェクト:
それは危険な状況ですね! 仲間からの声かけと、携帯型熱中症計の双方から危険に気づき、熱中症のリスクを減らしていただきたいです。

働く男は身だしなみにもぬかりなし

「熱中症ゼロヘ」プロジェクト:
ドライバーさんのお仕事はお客様と接するので、汗だくの状態ではお客様にお会いしたくないですよね。

越部:
私の場合は、夏はインナーのシャツを一日に5回、外側の作業着は一日2回着替えます。ヤマト運輸のセールスドライバーは営業も兼務していますので、清潔感のある見た目を心がけています。汗をふくときは、ひんやり感のあるボディペーパーを使用しています。

渡辺:
僕も休憩の度に着替えます。鳶の作業着は頑丈なので、相当暑いです。1日4回くらい着替えますね。上着の着替えがメインです。着ていた服を水道で洗って干しておくと、次の休憩時には乾いています。それくらい夏の現場は暑いということですね。

美味しいアイスで一石二鳥のクールダウン!?

「熱中症ゼロヘ」プロジェクト:
ほかにも、屋外で働く男ならではの涼み方はありますか?

越部:
キンキンに冷えたアイスを休憩時に食べることがあります。まずは保冷剤代わりにアイスで体を冷やして、その後に食べたりします。おいしく食べるだけじゃなく、体をクールダウンさせることもできて一石二鳥です。

渡辺:
僕もアイスが好きで、休憩時によく食べます。あとは、夏場は梅干を食べますね。

越部:
梅干は確かによく食べますね。無意識に塩分補給を心がけているのかも知れません。

プロの男はお酒にストイック

「熱中症ゼロヘ」プロジェクト:
夏の仕事終わりにビールを一杯…というお父さん方は多いと思うのですが、お二人はいかがですか?

渡辺:
夏場は仕事の前日はお酒をほとんど飲みません。お酒が残ると、翌日仕事にならないので…。

越部:
私も仕事があるときは飲みません。運転しますし、お酒を飲むと汗の質が変わってベタつくので、お酒を飲むのは翌日お休みの日だけにしています。仕事のときにコンディションが悪いのは嫌なので。

「熱中症ゼロヘ」プロジェクト:
素晴らしい、お二人とも仕事のプロですね!確かにお酒を飲んだ翌日は、体がだるくて喉が渇きやすくなります。「熱中症ゼロヘ」ではアルコールは水分補給にならないことを伝えていますが、お二人はしっかりとした体調管理をされていますね。

「働く男は体が資本」ということを、今回の対談で改めて教えていただきました。ストイックな体調管理と、甘くて冷たいアイスでのクールダウン。そして周囲に対する気遣いも忘れない…そんなお二人のお話、大変参考になりました。これからが暑さ本番ですが、熱中症に負けずにこの夏を乗り切りって下さい! 今日は、貴重なお話をどうもありがとうございました。

今回の対談は、「POWER WORK」の協力により実現しました!
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