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2025.06.02熱中症ゼロへ

暑熱対策を切り口にした商品・サービスの売り方変化について調査一部公開

「熱中症ゼロへ」プロジェクトでは、マーケティング・広告宣伝担当、バイヤーに向けて、暑熱対策を切り口にした商品・サービスの売り方変化について調査を行いました。

昨年2024年の6月から8月の平均気温は、1898年の統計開始以降、2023年と並んで最も高く、全国153の気象台等のうち半数以上の80地点で、平均気温が夏として歴代1位(タイ記録を含む)の高温となりました。記録的な暑さが更新される中で、暑熱対策はますます重要視されています。本調査では、企業がどのように暑熱対策を取り入れた商品企画やプロモーションを行っているかを明らかにし、マーケティングに対する意識の変化について探りました。

 

●「暑熱対策と商品・サービスの売り方についての調査」サマリー

・マーケティングやプロモーション検討の要素として、これまでよりも暑さを重視するようになったマーケティング・広告宣伝担当、バイヤーは62.3%
・例年よりも夏の売り上げが上がったと回答した人は63.5%
・2025年の夏は暑熱対策を切り口に商品企画やプロモーションを行うと回答した人は、小売業は52.0%、製造業は53.3%

 

【マーケティングやプロモーション検討の要素として、これまでよりも暑さを重視するようになったマーケティング・広告宣伝担当、バイヤーは62.3%】

小売業、製造業、サービス業のマーケティング・広告宣伝担当、バイヤーを対象に、「マーケティングやプロモーション検討の要素として、これまでよりも暑さを重視するようになったか」聞いたところ、「そう思う」「ややそう思う」と回答した人は62.3%で、昨今における暑さテーマの注目度の高さがわかりました。

具体的には、「暑熱対策商品を拡販した」(20.5%)、「暑熱対策商品を新たに仕入れた」(17.2%)、「暑熱対策商品の売り場を作った、または売り場面積を拡げた」(16.4%)、「売り場に展開するPOPなどの販促物制作で暑熱対策の要素・イメージを入れた」(16.4%)という回答がありました。

 

【例年よりも夏の売り上げが上がったところは6割以上】

2024年夏の売り上げが、例年よりも上がったと回答した人は63.5%でした。また理由として「気温が高くニーズが上がったから」と回答した人が最も多く53.2%、次いで「暑熱対策を切り口に商品開発をしたから」と回答した人は42.6%で、暑さを切り口にした販売や商品開発が売り上げにつながっていると感じている人も見られました。

 

2025年の夏は暑熱対策を切り口に商品企画やプロモーションを行うと答えた人は小売業、製造業ともに半数以上】

2024年秋の時点で、2025年の夏は暑熱対策を切り口に商品企画やプロモーションを行うと回答した人は小売業でれぞれ半数を超えており、暑熱対策のテーマの定番化や効果を実感していることが伺えました。

調査の結果、昨今の暑さの状況を踏まえて、来年の夏も商品企画・プロモーションで暑熱対策を切り口にする企業は約半数が秋のうちに決定していることが明らかになりました。暑熱対策をテーマにした企業活動が定着化しており、今後ますます商品企画・プロモーションに反映されることが見込まれます。

本プロジェクトでは、引き続きオフィシャルパートナーの皆様と一緒に啓発活動を進めていくとともに、引き続き暑さや熱中症に関する情報の強化に努めてまいります。

 

● 暑熱対策と商品・サービスの売り方についての調査 調査概要
【調査対象】全国の20歳以上の男女でマーケティング・広告宣伝、バイヤーとして従事されている方
【サンプル数】122名(小売業25名・製造業75名・サービス業22名)
【調査方法】インターネットアンケート
【調査時期】2024年11月
※調査結果は、端数処理のため合計しても必ずしも100%とはならない場合があります。