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2020.08.11熱中症ゼロへ

天気図を見て、暑さを予想できる?クジラが見えたら熱中症に注意

8月は高気圧に覆われて、晴れて厳しい暑さとなる日が多くなります。実は、全国的に暑さが続く時の気圧配置を表す天気図には、ある特徴があります。

◎「クジラの尾型」の天気図とは?
夏によく見られる気圧配置は、日本の南東沖から太平洋高気圧が西に張り出して、日本付近を覆うパターンです。日本付近が太平洋高気圧に覆われると、広い範囲で晴れて強い日差しが照りつけるため、気温が上昇します。

このイラストは2019年8月3日午前9時の天気図をもとに作成したものですが、よく見ると、日本付近を覆う太平洋高気圧の等圧線(イラストのオレンジ線)の形がクジラの胴体と尻尾に似ていませんか?このような気圧配置の天気図は「クジラの尾型」と呼ばれ、こうした天気図が見られる時は、暖かい空気に包まれて、全国的に厳しい暑さに見舞われます。

実際に、この日は、気象庁が気温を観測している926地点のうち800地点(86.3%)で最高気温が30℃以上の真夏日となりました。北海道登別では観測史上1位となる32.4℃を観測し、福岡県久留米では最高気温38.4℃を観測しました。

◎天気図を見て、熱中症を予防しよう
「クジラの尾型」の天気図は数日の間続くことが多く、日本付近は安定した晴れの天気が続きます。風も弱く、暖かい空気に包まれるため、各地で厳しい暑さが続き、内陸部など最高気温が゙35℃以上の猛暑日となる所もあります。体にこたえる暑さで、熱中症の危険が高まります。

熱中症の危険度を判断する数値として、暑さ指数(WBGT)という指標があります。これは、「気温」「湿度」「輻射熱(ふくしゃねつ)」の3つの要素を取り入れたもので、気温が1、湿度が7、輻射熱が2の割合で算出されています。
関東甲信地方では、今年7月から、翌日または当日の暑さ指数(WBGT)が33以上になると予想される場合に、環境省と気象庁が共同で「熱中症警戒アラート」を発表して、熱中症への警戒を呼びかけています。この情報が発表されたら、熱中症の危険性が極めて高い気象状況になると予想されますので、いつも以上に熱中症に注意が必要です。

▼ 熱中症になりやすい環境や暑さ指数(WBGT)について知ろう
https://www.netsuzero.jp/learning/le11

屋外では、日傘や帽子を使用し、日陰を選んで歩くなど、できるだけ暑さを避けるようにしましょう。無理をしないで休憩をとって、のどが渇く前にこまめに水分を補給し、たくさん汗をかいたら塩分も補給するようにしてください。また、屋内でも閉め切った部屋などは温度と湿度が高くなるため、熱中症になる可能性があります。温度だけなく湿度も確認して、換気や冷房で室温をうまく調節しましょう。
天気図に「クジラ」を見つけたら、猛烈な暑さに注意して、万全の熱中症対策を心がけるようにしてください。

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熱中症にかかる方を減らし、亡くなってしまう方をゼロにすることを目指して、一般財団法人 日本気象協会が推進するプロジェクトです。
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