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2018.11.28熱中症ゼロへ

第6回「熱中症に関する意識調査」結果 第1弾

「熱中症ゼロへ」プロジェクトが実施した第6回「熱中症に関する意識調査」の結果を発表します。

●熱中症に関する意識・行動調査 調査概要
【調査対象】東京都・大阪府・福岡県・愛知県・宮城県の20歳以上の男女
【サンプル数】1,298名(東京都257名・大阪府266名・福岡県251名・愛知県257名・宮城県267名)
【調査方法】インターネットアンケート
【調査時期】2018年10月
※調査結果は、端数処理のため合計しても必ずしも100%とはならない場合があります。

 
■熱中症の基本認知度の高まりとこれからのニーズについて調査
今夏の経験をふまえ、2019年の熱中症対策は「危険度の気づきとともにアクションを取ろう」

●「熱中症に関する意識調査」サマリー
・ 2人に1人が「熱中症」を詳しく知っていると回答
・ 4人に1人が「熱中症」にかかったことがあると回答
・ 熱中症に関する危機感の変化では、「昨年と比べて、危機感が高まり行動が積極的になった」割合が2017年アンケートと比較して14.4%増
・ 熱中症の予防や対策で実践していることでは、「塩分・ミネラルを含む食べ物や飲料を摂取する」
「十分に睡眠をとる」が2017年アンケートと比較して8.6%増

 

 
【熱中症について詳しく知っている人は半数以上、しかし熱中症にかかった人は増加】
熱中症という言葉を知っているか聞いたところ、約97%の人が熱中症について一定以上の知識を持っていると回答しました。認知度は昨年度と変わっていませんが、「詳しく知っている」が3.4%上昇して51.6%となり、回答者の半数を超えました。
しかし、今までに熱中症にかかったことがある人は、昨年度に比べ1.1%増加し『「救急搬送されたことがある(+0.6%)」「医療機関で診察、治療を受けたことがある(+0.2%)」「医療機関には行ってないが、熱中症にかかったことがある(+0.3%)」』、回答者の約4人に1人が熱中症にかかったことがあるという結果になりました。


 
【全世代で危機感が大きく増加】
熱中症に関する危機感や変化について尋ねたところ、「① 昨年と比べて、危機感が高まり行動が積極的になった」割合が20代(+10.9%)、30代(+14.1%)、40代(+14.5%)、50代(+12.3%)、60歳以降(+15.1%)と全ての世代で大きく増加しました。
しかし、「② 昨年と比べて、危機感が高まったが行動は特に変化がない」割合も50代では10%上昇し、全世代の平均でも5.2%上昇していました。「熱中症ゼロへ」プロジェクトでは、熱中症の危険がある環境にいることに気づいた後の行動変化を促すため、継続して情報を発信していきます。


 
【複数の熱中症対策を同時に行う人が増加】
熱中症の予防や対策として実践していることを聞いたところ、「塩分・ミネラルを含む食べ物や飲料を摂取する(+8.6%)」「十分に睡眠をとる(+8.6%)」が昨年度と比較すると大幅に伸びました。
他にも「日中の暑い時間帯の外出を避ける(+5.7%)」「帽子をかぶる(+6.5%)」「首などを冷やす冷却グッズを利用する(+4.7%)」など、複数の熱中症対策を同時にしている人の割合は増加しました。
一方で「こまめに水分補給する(-3.2%)」「エアコンや扇風機を利用する(-4.1%)」など実践している比率が元々高いものは、割合が減少していました。「熱中症ゼロへ」プロジェクトでは、対象者と場面に合った対策の提案や啓発活動を行っていきます。

また、意識調査のなかで熱中症予防セミナーに関する内容について聞いたところ、「自分だけでなく子どもや親など年代別に気を付けることを知りたい」や「高齢者に対しての対処法」など、熱中症に特に注意する必要がある子どもや高齢者に向けた注意喚起について学びたいとの声が多く上がりました。
2019年も「熱中症ゼロへ」プロジェクトでは具体的な予防アクションを発信し、熱中症対策を呼び掛けていきます。

また、「熱中症に関する意識・行動調査」に関する情報は、引き続き公開していきます。
どうぞお楽しみに!