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2016.12.16熱中症ゼロへ

残暑が厳しかった2016年の夏~秋を振り返る

2016年の夏(6~8月)は、日本付近が暖かい空気に覆われやすかったため、全国的に気温が高くなりました。夏の暑さをもたらす太平洋高気圧の勢力が次第に強まり、梅雨明け後は、各地とも厳しい暑さとなりました。特に、沖縄・奄美では夏を通して気温の高い状態が続き、夏の平均気温は平年差+1.1℃となり、1946年の統計開始以来、夏として1位の高温になりました。消防庁が発表している熱中症搬送者数でみると、特に気温が高く、日照時間の多かった沖縄・奄美や西日本で、昨年よりも1,953人増加しました。

また、9月は本州付近に前線が停滞しやすかった影響で、全般に日照時間は少なかったものの、南から暖かい空気が入りやすかったため、全国的に気温が高くなりました。そのため、残暑が厳しく、9月は全国において熱中症による救急搬送者数が昨年よりも2,588人増加しました。

◆気温平年差
気温平年差

熱中症は、体がまだ気温や湿度の変化に慣れていない5月頃から注意が必要となりますが、2016年のように残暑が厳しい場合は、9月も熱中症対策がとても重要になります。
「熱中症ゼロへ」プロジェクトでは、来年も熱中症対策をしっかり呼びかけていきます。